• 先輩看護師

小児看護専門看護師

遠部 泰子

 南岡山医療センターでは、重症心身障害児や慢性疾患の子どもたちが入院・通院をしています。当院を利用している子どもたちの「最善の利益」の為にできることは何かを考え、子どもと家族が心身ともに健やかに安心して過ごせるように、他職種の専門家と共に協力し療養生活を支援しています。

 個々の看護師が、看護の喜びややりがいが感じられるように手助けし、子どもをケアしていく中で戸惑いや難しさを感じているチームのメンバーに対して、小児専門看護師の立場から共に考え、よりよいケアを提供できるように一緒に頑張っています。

 病棟での実践活動や教育活動に加え、外来では、慢性疾患をもつ子どもと家族に対し、子どもの成長や発達を考慮した説明、子どもたち自身が病気を理解し症状をコントロールできるよう指導を心がけています。

 また、同じ地域の他病院・施設のスタッフと連携・協力し在宅で生活をしている重症心身障害児の支援にも取り組んでいます。色々な分野に関わる事で更に知識を深め小児専門看護師として頑張っています。

感染管理認定看護師

形山 優子

 感染管理認定看護師は、免疫力の低下した患者さんやその家族や面会者、そして、病院で働く職員を感染症から守るために、感染対策の専門家として組織横断的に活動しています。適切な感染予防が実践出来ていないと、感染症が発生し、免疫力の低下した患者さんは命を落とす危険性もあります。そういったことを防ぐために感染予防のマニュアルを作り、医療の現場できちんと実践できているかどうかの確認を行っています。感染対策の基本は標準予防策です。目に見えない感染リスクをわかりやすく伝え、医療現場で標準予防策を実践できるようにすることが私達の役割と考え、日々活動しています。例えば、手の洗い方ひとつをとっても、医療従事者としての正しい手の洗い方、洗うタイミングを理解しておくことはとても重要なことです。病棟ラウンドを実施し、その場で手洗いの指導をしています。また、定期的な手指衛生キャンペーンを行い、病院を訪れる方にも啓発活動をしています。さらに、病院内のみならず、地域の中でも感染対策の活動を実践しています。活動内容を関連する学会等で発表したり、自己研鑽にも努めています。

摂食・嚥下障害看護認定看護師

細田 史子

食べるという字は人を良くするとも読めます

 私は、看護師になり8年目になります。昨年、病院の支援を受け、茨城県立医療大学認定看護師教育課程を受講、平成24年7月摂食・嚥下障害看護認定看護師の資格を取得しました。

私が、摂食・嚥下障害看護に興味を持ったきっかけは、新卒で重症心身障害児(者)病棟に配属されたのですが、患者の加齢による嚥下機能の低下、食べられなくなる、全身状態も悪化するケース。患者は口から食べたいと全身で訴えられていましたが、それに対し、その時の私は、なにも援助ができず、患者に申し訳ない思いが常にありました。

そんな時、摂食・嚥下障害看護認定看護師からの講義を受け、看護師でもできることがたくさんあるのだと知り驚きました。患者に「食べること」をできるだけ長く楽しんで欲しい、スタッフや実習生にもっと食べることに関心を持ってもらいたいとの思いで、認定看護師を目指す決意をしました。

今、認定看護師として1年がたちますが、重心病棟での定期的な嚥下評価、嚥下造影検査を実施し、患者に適合した食事形態や、姿勢の調整等を行っています。また、一般病棟、外来患者様に対しても、嚥下内視鏡検査、嚥下造影検査を行い、医師、リハビリ等多職種で食事の検討を行い、安全にできるだけ長く食べていただけるよう取り組んでいます!!

院内研修の企画実施や看護研究を行いながら、専門性を深め、食べることが幸せと感じてもらえ、生活の質向上に努力していこうと思います。

がん看護専門看護師

前田智樹

 私は、2016年にがん看護専門看護師の資格を取得し、現在はがん患者さまがより良い過ごし方ができるには?と考えながら日々現場で奮闘しています。これまで、多くのがん患者様にお会いしてきました。その中には、身体的・精神的・社会的なつらさなど、さまざまなつらさを抱えた方が多くいらっしゃいました。

そのようながん患者様が、その人らしく過ごし、その人らしく生き切ることを支えたい。 そのためにも、その人の価値観を大切にした医療とは?痛みや呼吸困難などの苦痛が少ない状態で過ごせるにはどうすべきか?など、日々たくさんの職種を交えて話し合い、最善のケアを検討し提供しています。

また、日々の看護における課題を探求し、学会で研究発表を行ったり、実際に現場で研究成果を活かした実践を行うなど、看護学の質の向上に貢献するための活動も行っています。

がん患者さんを支えられるよう、日々の実践の内省を続け、自分自身が看護師としても人間としても成長できるよう自己研鑽を続けていこうと思っています。

緩和ケア認定看護師

佐藤知枝

  緩和ケアと聞くと、終末期のがん患者さんのためのケアだと思っている方が多いと感じます。私は、緩和ケアはがん以外のすべての苦痛を抱えている人たちに必要であり、また病気を患った時からすでに始まるべきものだと考えています。

がん以外の疾患でも痛みや息苦しさがあり、時に生命の危機を感じ不安を抱えることでしょう。また初めて病気のことを聞いたとき、誰もがなぜ私がとまずは自問自答を繰り返すことだと思います。緩和ケアは、すべての苦痛を抱える患者・家族の方のこころとからだのつらさを和らげ、その人らしい生活を支援することであり、誰もが受ける権利があると考えます。

私の仕事は、つらさをありのまままずはお聴きすることから始まります。そしてつらい症状に対して医療チームみんなで考え、患者・家族の方の希望を元に、薬剤の調整や生活での工夫をアドバイスしています。

実際に、病気の話を医師がするときに、そばにいて気持ちを共感し、患者さん自身の思いを大切にしながら、患者さんにとって最大の利益を得ることができるように、今後の治療や療養の場所などについて決めていくお手伝いをしています。患者・家族の方がこれからの人生をいき抜くために、家族に近い存在としてありつづけることが私の目標です。